院長メッセージdrmessage
医師として、地元・熊本の健康を支え続けてきました

はじめまして、熊本おとなとこどものこころクリニック院長の猪山陽介です。
私はここ、熊本で生まれ育ちました。
祖父母の代から三代続く医師家系に生まれ、物心ついたころから「医療」は常に私の身近にありました。
熊本高校を卒業した私は、熊本大学医学部へと進学。国家試験合格後には、大型の総合病院や一般病院で診療を行い医学を学んできました。
総合診療科医として、内臓疾患から軽度の外傷疾患まで、急性期から終末期まで、疾患だけでなく患者様の心身の健康問題まで、あらゆる問題解決のために尽力してまいりました。
中でも大きな転機となったのは、人口2,000人ほどの村の、ある病院で院長を務めていたときのことでした。
「医療の限界」に苦悩した日々
村で唯一の病院は、地域住民の方にとってまさに「生命線」。
私はその病院の院長として、内科・小児科・皮膚科・整形外科にいたるまで、毎日50名を越える患者様のお悩みに向き合い、診察を行っていました。
毎日、内科から整形外科まであらゆるご相談をいただく中で、当時、特に難しく感じていたのが精神疾患領域の治療でした。
メンタル不調に対して西洋医学(薬による治療)でできることは非常に限られています。目の前の患者様に対する無力感に思い悩む日々が続きました。
もっと良い治療はないのだろうか・・・そんなもどかしさを感じ始めていたまさにその頃。
時を同じくして、私の母がメンタル不調によって体調を大きく崩し、入院するという事態が重なりました。
医者として息子として、私の「決断」
患者様のため、そして家族のために、精神科・心療内科についてより専門的に学ぶ必要性を感じ、すぐに熊本市の大型のメンタルクリニックの門をたたきました。
児童精神科・精神科という専門機関で経験を積んだことで、西洋医学(医薬品)以外の選択肢について多くの出会いと学びがありました。
修行を重ねて、お子様から大人の方まで1日30名近くを診察させていただけるようになり、最終的には院長という立場を務めさせていただくことができました。
そして私の母にも薬以外の方法でサポートを重ね、今では入院の必要がなくなるまでに回復。
大切な人が健康でいてくれることが、どれほどかけがえないものか身をもって経験しましたし、医師として大きな壁を乗り越えた出来事でした。
私が「熊本おとなとこどものこころクリニック」を開院した理由
こころとからだを整えることや、誰にもわかってもらえない辛い不調を改善することは、現代を生きるすべての方にとって非常に大切なことです。
そして、そこに科学的根拠を持ってお応えできるのが、医師である私の役目だと考えています。
私は、一人一人の抱えるお悩みに対して、「医薬品」ではなく「根本改善」を目指すために当院を開院しました。
当院は、大型のメンタルクリニックでの診療経験に基づく専門的な知識に加え、町医者だからこその親しみやすさ・アットホームさを兼ね備えています。
このような体制のメンタルクリニックは他にあまりなく、旧医院(医院名:isorropia)時代を含めて、開院からわずか数ヶ月で100名以上の方に受診いただいています。
もしあなたが「薬にはできるだけ頼りたくない」とお考えなら、一番最初に当院へご相談ください。
「すでに薬を飲んでいるが良くならない」「いつまで飲み続けなければならないのか、先が見えない」といったお悩みも、もちろんご相談いただければと思います。
私たちは「治る」ことを重視しています。
そして、最終的には「通院の必要がなくなる」という状態こそが、私たち心療内科医の目指す理想的な姿だと考えています。
当院に来院される約2割が「医療関係者」の方々です
当院に来院される方のうち、約2割は医療従事者(開業医、勤務医、看護師の方など)です。医療の現場を知っている私たち医療従事者は、「薬」でできることに限界があることを知っているのです。
当院は内科・心療内科・精神科のクリニックですが、総合診療科医としての臨床経験があり「全身の健康状態を診る」ことに精通しています。
メンタル面に不調を感じる方はもちろん、疲れやすい・やる気が出ない・起きられない・イライラしてしまう等の「はっきりとした病名がつかない症状」「どこに相談したら良いか分からない不調」にお悩みの方のご相談にも対応しております。
私の医師人生のすべてをかけて、あなたの「治したい」という気持ちにお応えしたい、そう本気で考えています。
あなたと1日でも早くお会いできることを、心よりお待ちしています。
熊本おとなとこどものこころクリニック
院長 猪山陽介